クロカン車両のブレーキの基礎メンテ

メンテ台はジムニ―JA11
水遊び、泥遊びが好きなユーザーには必須のメンテ、遊ぶだけ遊んで
ブレーキがキーキー言うんだよ、と言う方はクロカンする資格はありません。

フロントのタイヤをはずして見ます。
月3度のクロカンを欠かさない、この車のブレーキ
キャリパーにはうっすら錆すら浮いています。
ブレーキパッドのあたり部分の錆を落とし
ブレーキグリスを塗りなおし組み付けます。
ローターやパッドの表面にグリスが付かない様
にします。
キャリパーのスライドピンの動きはここまで
はずしたら必ずチェックしましょう。錆びついたり
動きが渋かったりするとパッドの方減りや方効き
の原因となります。スムーズにスルッスルッと
動けばOKです。
リヤブレーキもチェックします。
重症な車両はブレーキドラムが錆びついて
外れない場合がよくあります。
そうなる前にこまめにチェックしましょう。
これが月3度のクロカンを欠かさない車両の
ブレーキドラムの中身です。これではキーキー
音が出たり方効きしても不思議では有りません。
今回は完全分解せずブレーキシューの固定ピン
のみ外してバックプレートやシューのあたり面を
ブラシで清掃します。乾いた泥はスコスコと落ち
てくれます。
バックプレートやブレーキシューがそこそこきれい
になったらシューのあたり面にブレーキグリスを
塗布します。水遊びが多い車両はグリスがすぐに
落ちてしまうので注意しましょう。
キレイになりました。しかしブレーキに関すること
は法律的に分解整備にあたりますので、ばらさず
清掃する範囲にとどめるのが表向きです。

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